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軟部腫瘍について

運動器不安定症ロコモティブシンドローム関節リウマチ痛風骨粗鬆症ガングリオン変形性関節症軟部腫瘍骨折小児の骨折捻挫しびれ術後感染症

軟部腫瘍の原因

現在、軟部腫瘍の原因は明らかになっていませんが、最近の研究では何らかの原因による遺伝子の変異が原因ではないかと言われています。また、他の疾患の際の放射線治療によって、照射された部位に発生する二次性の悪性軟部腫瘍もあるため、放射線障害の可能性も指摘されています。

軟部腫瘍は、体の軟らかい部分(脂肪・筋肉・血管)などに腫瘍ができると軟部腫瘍と診断されます。
日本で軟部腫瘍と診断されるのは10万人に2人と言われており、比較的珍しい病気とされています。
軟部腫瘍には良性と悪性があり、良性軟部腫瘍には脂肪腫やガングリオンなどがあります。良性なので気にならなければそのまま放っておいても問題ありません。
悪性軟部腫瘍にはたくさんの種類がありますが、「悪性線維性組織球腫」などが代表的です。

軟部腫瘍の症状

軟部腫瘍の症状として最も特徴的な症状は痛みがないしこりや腫れです。腕や脚に見られることが多いのですが、まれに腹部や体の深部に発生することもあるので、腫瘍がある程度大きくならず発見の遅れにつながることもあります。
また、しこりが小さい間は症状もはっきりしないため、病院で受診する人は少なく、痛みを伴わないことからしこりがある程度の大きさになってはじめて自覚して病院を受診する人が多いようです。
ただし、しこりが5cm以上の大きさになったり、急に大きくなったりする場合には、悪性の可能性もあるので早期に病院を受診する方がいいでしょう。
また、関節付近に腫瘍ができた場合などは、腫瘍が大きくなると関節が正常に曲がらず痛みを伴う場合もあります。

良性軟部腫瘍としては、成熟脂肪細胞が増殖した脂肪腫などは、成人の良性軟部腫瘍で発症頻度が高くなります。その他の良性軟部腫瘍としては、組織奇形を基盤とした血管増殖による血管腫、線維芽細胞が増殖した腹壁外デスモイド、間接包や腱鞘、関節周囲結合組織の粘液腫様変性によって生じた小嚢胞の癒合したガングリオンなどがあります。

悪性軟部腫瘍としては、 50~70歳台に好発する悪性線維性組織球腫、40~60歳台に好発する脂肪肉腫、50~60歳台に好発する平滑筋肉腫、 20~40歳台に好発滑膜肉腫、小児に多い悪性軟部腫瘍として横紋筋肉腫や神経芽細胞腫などがあります。

軟部腫瘍の治療方法

治療の基本は手術による切除ですが、放射線療法や化学療法も、手術と併せて補助療法として行います。

1)良性腫瘍
良性腫瘍の場合、腫瘍が小さければ経過観察することもありますが、基本的には手術で切除する治療法が中心です。良性であっても再発する場合もあるので、組織型に応じて術後の方針を決めていくことになります。

2)悪性腫瘍
悪性軟部腫瘍のうち、悪性度の低いものは良性腫瘍よりも少し大きめに、周囲の筋肉などの正常組織も一緒に腫瘍とともに広範切除します。その場合、神経や血管などが腫瘍に接していて、十分な切除できない時は、手術後に放射線療法を併用する事もあります。
悪性度の高い悪性軟部腫瘍の場合は、手術の前にいくつかの化学療法を行った上で、手術を行ない、その後再び化学療法を行います。

全身の症状

その他部位の症状