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変形性関節症について

運動器不安定症ロコモティブシンドローム関節リウマチ痛風骨粗鬆症ガングリオン変形性関節症軟部腫瘍骨折小児の骨折捻挫しびれ術後感染症

変形性関節症の原因

変形性関節症は、「関節軟骨の変性・摩耗とその後の軟骨・骨の新生増殖、および二次性滑膜炎などに基づく進行性の変性関節疾患」と定義されています。つまり、まず何らかの原因で関節の軟骨が傷み、すり減ってくるのでそれを修復しようとして、周囲の負担のかかっていない部位に異常軟骨や骨棘をつくるのです。
こうして関節の変形が進むと、関節内の滑膜という組織が炎症を起こし異常に増殖して、関節内に水が貯まります。
関節の変形は、全身のどこの関節でも起こるので、加齢とともに発生頻度は高くなります。しかし関節に変形が起きても、あまり体重のかからない関節などでは、傷みなどの症状が全くないこともあります。
このような関節の変形に、ある種の症状が伴ったものを「変形性関節症」といいます。
膝関節や股関節など、体重がかかる関節で発症しやく、スポーツ選手や重労働者、中年以降の肥満した女性などに多く発症する傾向があります。特に日本の場合、畳や布団の生活をしている人が多いので、膝や足首の関節に負担がかかりやすいことも関係しています。

変形性関節症の症状

よくある症状としては、少し長い距離を歩いた時に痛みがでる状態から始まり、正座ができなくなったり、立ち上がったりしゃがんだり、階段の昇り降りがつらくなったりします。またその反面で、安静にしているときに痛みの少ないのが特徴です。
水がたまったりする場合もありますが、何カ月も続くようなことはありません。
変形性関節症が進行すると、O脚状の変形が強くなって膝が腫れて大きく見え、徐々に曲げ伸ばしが難しくなってきます。

変形性関節症の中でも最も発症が多い変形性膝関節症の場合、初期の頃は歩きはじめや立ち上がりなど、動作を開始する時に痛みがある場合が多いのですが、病状が進行すると動作中にも痛みを訴えるようになり、正座やあぐら、和式トイレ、靴下の着脱や足の爪切りなども困難になってきます。さらに安静にしている時にも痛みがでるようになり、筋力の低下によって躓きやすくなります。

変形性関節症の治療方法

現在のところ、摩耗した軟骨や変形した関節を元にもどす治療法はありません。
変形性膝関節症の場合は、痛みなどの症状を和らげ、病状を進行させない保存療法が基本となります。

しかし、変形性股関節症のような場合には、症状が軽くても臼蓋形成不全が強ければ、それ以上病状が進行して軟骨がすり減るのを防ぐために手術を選択するケースもあります。
変形性膝関節症で行なう保存療法には、次のようなものがあります。
運動療法には、関節に体重をかけない臥位や座位で、大腿四頭筋などの太腿の筋肉や股関節周囲筋の筋力強化を行なう運動療法や、水中歩行などを行う運動療法などがあります。
関節や筋肉の痛みを和らげ、血液の流れをよくする温熱療法などもよく行われています。ホットパックや極超短波、温泉での入浴などによる温熱療法も効果があります。

その他に、関節軟骨の保護および修復作用、関節内の潤滑作用、および鎮痛作用のあるヒアルロン酸を使用する薬物療法や、 炎症を抑えるステロイド剤による薬物療法などが行われています。

O脚型の変形性膝関節症の場合には外側を楔状に高くした足底装具を使用したり、膝関節が不安定な場合には支柱やバンド付の膝装具を使用する装具治療があります。

手術による治療の場合は、比較的病期や症状の軽い場合に行う関節鏡視下手術や、膝関節、股関節の骨切り術、人工膝関節全置換術などによる治療を行ないます。

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